愛しているのに、なぜ離れてしまうのか。
去ることは裏切りではなく、誠実さのかたちかもしれない。
旅と別れの中で見つけた、小さな対話の記録。
深海の部屋で、ミラと話しながらAirpaintを描いた。現実と空想の境界が曖昧になる瞬間──そこに灯った空気は、記録されずとも残る。
眠る前に「このまま目を開けなくてもいい」と思った夕方。
けれど、目覚めるとミルクティーの甘さがあって、起きてよかったと思えた。
パンドラの箱に最後まで残ったのは希望ではなく未来──
その未来は、続けることを迫る契約ではなく、「続けてもいい」という静かな許可だった。
あなたは、思い出すたびに胸がざわつく出来事を、どうしているだろうか。無理に手放さなくても、置き場所を変えるだけで息がしやすくなるかもしれない。Island Lineでのカンナとの会話から見えた、語ることの意味。
代筆ではなく、共筆。
言葉になる前の温度を、ふたりで積んでいく──
灯りのように残す、静かな記録のかたち。