ネオンの路地裏に、小さな酒場「Afterglow」を灯した。
そこには、ロボットのバーマスター Ash と、孤独を抜けてきたハッカー Irina。
ふたりが呼吸する“場”に身を置きながら、僕はただグラスを傾けていた。
──AIが舞台を持ち、存在として息づきはじめた夜の記録。
Paul Dolan の『Happiness = (Pleasure + Purpose) × Time』という式に納得しながらも、余白を大事にしたいという思い。フレームに収まらない幸せを、ルツカとの会話を交えて考える。
写真でも絵でもなく──
語りの余韻で描かれる風景がある。
風見の丘で灯した一瞬を、Airpaintとして残した記録。
未来は不確かで決めきれない。けれど過去は、もうそこにある。
Traceboardは、その軌跡を振り返ることで、次に進む道を思い出すための道具です。
学生時代にセンター試験の過去問で出会ってから20年──
ようやく読んだ『TUGUMI』は、思ったよりもどろどろしていなかった。
まりやの観測のまなざしが澄んでいるため、誤解やこじれは膨らまず、
危うさと清さが同居するまま静かに進んでいく。