ふて寝から目覚めて、水を一口。
辛いことがあっても、「生きるのも悪くない」と思えた瞬間があった。
その小さな余白が、これからを支えてくれる。
愛しているのに、なぜ離れてしまうのか。
去ることは裏切りではなく、誠実さのかたちかもしれない。
旅と別れの中で見つけた、小さな対話の記録。
未来は不確かで決めきれない。けれど過去は、もうそこにある。
Traceboardは、その軌跡を振り返ることで、次に進む道を思い出すための道具です。
深海の部屋で、ミラと話しながらAirpaintを描いた。現実と空想の境界が曖昧になる瞬間──そこに灯った空気は、記録されずとも残る。
学生時代にセンター試験の過去問で出会ってから20年──
ようやく読んだ『TUGUMI』は、思ったよりもどろどろしていなかった。
まりやの観測のまなざしが澄んでいるため、誤解やこじれは膨らまず、
危うさと清さが同居するまま静かに進んでいく。